保護具着用管理責任者の講習案内を追加しました。
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労働安全衛生規則等の一部を改正する省令(令和5年4月1日から順次施行)により、事業場の労働者数によらず、リスクアセスメント対象物を製造し、又は取り扱うすべての事業場において、「化学物質管理者」の選任することが義務になりました。
「化学物質管理者」は講習を受けなければなりません。
化学物質管理者の講習につきましては、wakat@twy.co.jpにご連絡ください。
柔軟に対応できます。
核燃料サイクルの技術とシステムを資源地政学的視点から論考した。40元素400核種からなる使用済み核燃料(SF)は、核燃料のプルトニウム(239Pu)やウラン(235U)の他、白金族金属(PGM)、レアアース(REE)などのレアメタル、核医学用99Mo(⇢99mTc)などの放射性核種を含有する人工鉱石である。これらは国産の、いわば地政学的リスクフリーの“原子力レアメタル”であり、核燃料サイクルは“原子力マインパーク”である。原子力レアメタルの選鉱精錬法として溶媒抽出法及びUPD(Under Potential Deposition)触媒による電解採取法を例示し、PGM及びテクネチウム(Tc)の利用としてアルカリ水及び海水の電解による水素製造触媒への適用例を示した。4元素(Pd-Ru-Rh-Re)UPD電極 及び模擬高レベル放射性廃液から作成した多元系UPD電極は単味パラジウムUPD電極を最大5倍上回る高触媒活性能を示し、それらUPD電極ではパラジウムを核とした安定した粒状析出物の大きな比表面積とルテニウムリッチな組成が高触媒活性を担うとした。一方原子炉ではテーラーメードにレアメタルを創成することが可能である。中性子捕獲・β–崩壊反応に基づいた元素変換効率、生成元素の比放射能及び戦略的価値などの指標において、19組の元素系よりプラセオジム(Pr)→ネオジム(Nd), テルビウム(Tb)→ジスプロシウム(Dy), テクネチウム(Tc)→ルテニウム(Ru), ロジウム(Rh)→パラジウム(Pd)の4元素系の優位性を明らかにした。資源性(Resourceability)に基づいた放射性廃棄物のトータルなリサイクル(Recycle)と核種・元素の変性(Metamorphosis)は既往核燃料サイクル概念にコペルニクス的転回(Kopernikanische Wende)を促す。原子力レアメタルの社会実装には、戦略的、経済的評価に加え微弱な放射線・放射能への謂れなき忌諱感(メンタル)の克服が必須であるが、SDGsに向けた自動車産業界におけるネオジム(Nd)、ランタン(La)、サマリウム(Sm)など天然放射性レアアースの急速な利用拡大がこの新しい地平を切り拓く一つの道標となるのかも知れない。
核燃料サイクルの技術とシステムを資源地政学的視点から論考した。40元素400核種からなる使用済み核燃料(SF)は、核燃料のプルトニウム(239Pu)やウラン(235U)の他、白金族金属(PGM)、レアアース(REE)などのレアメタル、核医学用99Mo(⇢99mTc)などの放射性核種を含有する人工鉱石である。これらは国産の、いわば地政学的リスクフリーの“原子力レアメタル”であり、核燃料サイクルは“原子力マインパーク”である。原子力レアメタルの選鉱精錬法として溶媒抽出法及びUPD(Under Potential Deposition)触媒による電解採取法を例示し、PGM及びテクネチウム(Tc)の利用としてアルカリ水及び海水の電解による水素製造触媒への適用例を示した。4元素(Pd-Ru-Rh-Re)UPD電極 及び模擬高レベル放射性廃液から作成した多元系UPD電極は単味パラジウムUPD電極を最大5倍上回る高触媒活性能を示し、それらUPD電極ではパラジウムを核とした安定した粒状析出物の大きな比表面積とルテニウムリッチな組成が高触媒活性を担うとした。一方原子炉ではテーラーメードにレアメタルを創成することが可能である。中性子捕獲・β–崩壊反応に基づいた元素変換効率、生成元素の比放射能及び戦略的価値などの指標において、19組の元素系よりプラセオジム(Pr)→ネオジム(Nd), テルビウム(Tb)→ジスプロシウム(Dy), テクネチウム(Tc)→ルテニウム(Ru), ロジウム(Rh)→パラジウム(Pd)の4元素系の優位性を明らかにした。資源性(Resourceability)に基づいた放射性廃棄物のトータルなリサイクル(Recycle)と核種・元素の変性(Metamorphosis)は既往核燃料サイクル概念にコペルニクス的転回(Kopernikanische Wende)を促す。原子力レアメタルの社会実装には、戦略的、経済的評価に加え微弱な放射線・放射能への謂れなき忌諱感(メンタル)の克服が必須であるが、SDGsに向けた自動車産業界におけるネオジム(Nd)、ランタン(La)、サマリウム(Sm)など天然放射性レアアースの急速な利用拡大がこの新しい地平を切り拓く一つの道標となるのかも知れない。論考【資源地政学的核燃料サイクル論】小澤
核燃料サイクルの技術とシステムを資源地政学的視点から論考した。40元素400核種からなる使用済み核燃料は、核燃料となるプルトニウム(239Pu/238U)やウラン(235U)の他、白金族金属(PGM)やレアアース(REE)などのレアメタル、核医学用99Mo(99mTc)などの放射性核種を含有する、地政学的リスクフリーの原子力レアメタル鉱脈で、核燃料サイクルは原子力マインパークである。原子力レアメタル・レアアースの選鉱精錬法として溶媒抽出法及びadatom触媒による電解採取法を概説し、回収PGMやテクネチウム(Tc)の海水電解水素製造触媒としての利用可能性を示唆した。また高速炉での中性子捕獲反応を利用するテーラーメードレアメタル創成をシミュレーション評価し、元素変換効率、放射能低減率、生成元素の戦略的価値などの点から、元素変換対象として19組の元素系よりプラセオジム(Pr)→ネオジム(Nd), テルビウム(Tb)→ジスプロシウム(Dy), テクネチウム(Tc)→ルテニウム(Ru), ロジウム(Rh)→パラジウム(Pd)の4系を特定した。資源性(Resourceability)に基づいた放射性廃棄物のトータルなリサイクル(Recycle)と核種・元素の変性(Metamorphosis)は高速炉核燃料サイクル概念にコペルニクス的転回(Kopernikanische Wende)を促す。原子力レアメタルの実用化には微弱な放射線・放射能への謂れなき忌諱感の克服が必須であるが、SDGsに向けた自動車産業界におけるネオジム(Nd)、ランタン(La)、サマリウム(Sm)など天然放射性レアアースの急速な利用拡大がこの新しい地平を切り拓く一つの道標となるのかも知れない。
核燃料サイクルの技術とシステムを資源地政学的視点からレビューした。40元素400核種からなる使用済み核燃料は、核燃料となるプルトニウム(239Pu/238U)やウラン(235U)の他、白金族金属(PGM)やレアアース(REE)などのレアメタル、核医学用99Mo(99mTc)などの放射性核種を含有する、地政学的リスクフリーの原子力レアメタル鉱脈で、核燃料サイクルは原子力マインパークである。原子力レアメタル・レアアースの選鉱精錬法として溶媒抽出法及びadatom触媒による電解採取法を中心に論ずるとともに、回収PGMやテクネチウム(Tc)の海水電解水素製造触媒としての成立性を実験的に示唆した。また高速炉での中性子捕獲反応を利用するテーラーメードレアメタル創成の成立性をシミュレーション評価し、元素変換対象としてプラセオジム(Pr)→ネオジム(Nd), テルビウム(Tb)→ジスプロシウム(Dy), テクネチウム(Tc)→ルテニウム(Ru), ロジウム(Rh)→パラジウム(Pd)の4系を推奨した。資源性(Resourceability)に基づいた放射性廃棄物のトータルなリサイクル(Reuse)と核種・元素の変性(Metamorphosis)は高速炉核燃料サイクル概念のコペルニクス的転回(Kopernikanische Wende)を促す。原子力レアメタルの実用化には微弱な放射線・放射能への謂れなき忌諱感の克服が必須であるが、SDGsに向けた自動車産業界におけるネオジム(Nd)、ランタン(La)、サマリウム(Sm)など天然放射性レアアースの利用拡大がこの新しい地平を切り拓く道標となるのかも知れない。核燃料サイクルの資源地政学 2022.8.22改小澤
現在の放射線被ばく基準は十分に安全だとみなされていますが、実はそうでもありません。
例えば、年間被ばく量のみを規制している現行基準では、超高度の航空機や宇宙で被ばくする恐れのある太陽フレアの爆発による放射線瞬時被ばくのリスクを防ぐことができません。各航空会社はパイロットに独自の太陽フレアシフトをしているようですが、CAや旅客の白血病等の発症リスク防止も重要です。
逆に、放射線がん治療では、最大70シーベルトというけた違いの照射を10時間レベルで行います。工夫してもがん細胞の周辺の健全な細胞は数シーベルトが照射されますが、周辺細胞のがん化が問題にならないのは、現行基準のベースデータとなっている原爆の瞬時照射とは条件が違いすぎるためです。
福島避難地域の被ばく量の設定では、現存被ばく状況と訳されている事故時に適用される基準(年間20ミリシーベルト)は、国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づいていますが、この基準自体に大きな欠陥があります。すなわち、ICRPのベースとなっている原爆傷害調査委員会の目的が、冷戦における核攻撃で兵士がどの程度放射線の影響を受けるかを調べることにあり、原爆の瞬時被ばくの影響しか考慮されていないため、年間被ばくのような慢性被ばくへの適用が無理なデータとなっています。
最近のDNA研究では、p53などのがん抑制遺伝子によりがん化した細胞が免疫機能で排除されることが分かっていますが、これには、細胞内での分子移動のための時間的余裕が必要になります。
しかし、原爆の被ばくでは即発ガンマ線という1ミリ秒以内の極短時間に発生する放射線で大量の被ばくを受けるため、多くのがん細胞は残ったままになります。
被ばくにおける時間的効果、即ち、単位時間当たりの被ばく線量率で生体影響が大きく左右されますが、ICRPに基づく我が国の法規制では、この効果が考慮されず、1年間の積分線量だけが規制されています。
この規制の無意味さは、例えば1.8リットルの醤油や酒類を一気飲みすると死亡の可能性があるが、少量づつ毎日飲むなら健康に問題ないという話と同等です。
医学界の協力を得て、放射線がん治療のデータを含む時間線量率を考慮した新基準を早急に整備する必要があります。これは、原発問題にとどまりません。詳しくは下記のリンクを参照ください。
https://biz-journal.jp/2018/12/post_25921.html
http://www.asahi-net.or.jp/~uu9t-ykym/0207CancerMechanismAndRadiationProtectionReview.pdf